埼玉県の最低賃金が10月1日から時給898円になったことはご存じでしょうか。9月までの最低賃金時給871円から27円引き上がりました。これは春から7月はじめにかけて、みなさんが一生懸命に取り組んでくれた「埼玉県の最低賃金をいますぐ1000円に」という署名などの取り組みが力になったものです。
みなさんの周りに、時給が898円以下で募集をしている事業所はありませんか。
SU組合員で時給が上がった仲間がいると思いますが、場合によっては時給が上がった分、勤務時間を短くするなど総額を抑制する会社の動きもありますので、SU事務局に相談してください。
埼労連は昨年4月に最低生計費調査を発表し、20代単身者の最低生計費は月給24万円(一時金や税込みの金額で年収は290万円)で、憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活」に必要な時給に置き換えると約1400円です。
埼玉の最低賃金898円になったとはいえ、まだまだ低いのが実態です。政府は2020年までに1000円にと主張していますが、今のままでは2年で100円上げるのは簡単ではありません。労働組合の運動と世論で引き上げる取り組みが大事です。
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