
SUヘルパー部会・あじさいの会が中心を担って準備してきた介護実践講座。今回は、2008年11月16日(日)、埼労連がつくった労働福祉団体である埼玉県労働者福祉共済会(埼労共)と埼玉県社会保障推進協議会(埼玉社保協)の共催で、介護保険制度を考えるつどいとして開催されました。会場となった埼玉教育会館2階ホールに約120人が参加し、講演と意見交換が行われました。
講師の平野方紹さん(日本社会事業大学准教授)は「介護保障と介護保険制度をめぐる動向と課題」と題して講演。介護報酬の構造的問題として、①事業稼働率が95%程度つねに稼働していないと事業の赤字につながること、②人件費率が7割ほど占めるため、事業赤字を詰めるのに「非正規」雇用労働者や若年者でまわさなければならない仕組みになっていることを報告。2009年介護報酬改定にあたっては、報酬の引き上げで賃上げとなるわけではないこと、2010年の見直しに向けて「どうすれば安心して利用できる介護保険制度になるか、ヘルパーやケアマネなど現場労働者が声をあげることを含め、実践を積み上げることが大切」と提起しました。
また、埼玉県介護保険課担当者からは、県内の要介護認定者の増加状況や今後の県の取り組みが報告されました。
講演と報告を受け、参加者から、介護保険料の動向、認々介護世帯や重度認定者に対する支援、県の監査指導のあり方、介護労働者の確保や定着へ向けた取り組みのあり方など、さまざまな視点から質問と意見が出されました。