あじさいの会が中心となって企画をしている介護実践講座と交流のつどいが、10月10日(日)午後1時30分から埼労共(埼玉県労働者福祉共済会)と埼玉社保協(埼玉県社会保障推進協議会)共催として埼玉教育会館2Fホールで開かれ、介護保険制度の利用者、事業者、ケアマネジャー、ヘルパーなど66人が集まりました。
今回は「これからどうなる介護保険」と銘打って、2012年に介護保険制度と保険料改定を控え、学習をして意見交換を行いました。
今回は、第1部で全日本民医連事務局次長の林泰則さんを講師に招き、「安心の介護保険制度にするために―2012年改定の検討内容を学ぶ―利用者・家族・介護労働者の立場から」というテーマで学習しました。林さんは、政府の進めようとする「持続可能な制度の構築」が、保険料支払い年齢の引き下げや利用料の引き上げ、軽度介護者を給付対象から除外し生活援助の除外をねらっていると説明し、私たちの運動で、「介護の市場化」ではなく、真の「介護の社会化」を求めていこうと訴えられました。
第2部の交流では、それぞれの立場から介護保険制度をよりよくしていくために現場で努力していること、苦労していることなどを率直に出し合っていました。
感想文には、「利用者の立場にある声が聞けてよかった。現状と将来的な介護保険の見通しが聞けてよかった」などの意見が多数寄せられました。